台湾旅行の航空券を選んで予約する方法

台湾行きの航空券って航空会社の種類があってわからない。そんな悩みがありませんか?

2010年代に入り、LCC(ローコストキャリア)という新しいタイプの航空会社が出現したことで、劇的に日本と台湾を往復する航空会社が増えました。

そのおかげで、今では日本の東京と台湾の台北を往復2万5,000円で移動することも可能になっています。

新幹線で東京と大阪を往復すると、指定席で2万8,000円かかるので、台湾旅行は値段の面でも身近なものになりました。

このページでは日本と台湾のフライト時間、LCC(ローコストキャリア)とFSC(フルサービスキャリア)の違いと値段の相場、オススメの航空券予約サイトをランキング形式で紹介しています。

ではどうぞ。

日本と台湾の飛行のフライト時間

東京 台北間

行き 約4時間

帰り 約3時間半

大阪 台北間

行き 約3時間

帰り 約2時間45分

飛行機で日本の東京から台湾の台北までかかる時間は、行きが約4時間。帰りが約3時間半です。

大阪と台北は、行きが約3時間。帰りが約2時間45分が目安でしょうか。

なぜ台湾に行く時より、日本に帰るほうが早いかと言いますと、偏西風に乗るおかげです。

新幹線で東京から広島までかかる時間は、片道が約4時間。

飛行機と新幹線は乗る前に行うチェックインの手続きの時間に差はありますが、国内旅行感覚で台湾に行けるのはメリットです。

台湾行きのLCC(ローコストキャリア)とは

近年はコスト削減を徹底化したLCC(ローコストキャリア)が出てきたため、飛行機の値段が驚くほど安くなりました。

LCC(ローコストキャリア)とは、「安全」以外の全てのコストを削り、格安の運賃を実現した航空会社のことです。

日本でも2010年代に登場して格安の運賃を実現し、東アジアや東南アジアまでのハードルを国内旅行並みの価格にしました。

ただ、LCC(ローコストキャリア)はよく格安航空会社と言われるが、正確にいうと違います。

「安全面」以外の削れるコストを落とした「Low Cost(低いコスト)」の航空会社です。

LCC(ローコストキャリア)の座席は狭い、預け荷物が有料など、デメリットも数多くあります。

しかし、浮いた航空券代の差額で高級ホテルに泊まったり、ちょっとリッチな高級台湾料理を食べることも可能です。

LCC(ローコストキャリア)とは、機内食や荷物、航空券の予約を極限まで有料化、自動化した新しい航空会社のこと。

航空券の予約もインターネットでの予約に絞って、空安全以外の全てのコストを削り、格安の航空券を提供してる。

LCC(ローコストキャリア)のメリット

・航空券の価格が圧倒的に安い

・自分にとって必要ない航空会社のサービスにお金を支払わないで済む

・安くても「安全」に対するコストは削ってない

(定時運行や遅延の確率はFSC(フルサービスキャリア)と変わらない)

・航空券のセールを頻繁に行う

(片道5,000円台のチケットが売られることも)

LCC(ローコストキャリア)のデメリット

・出発時間が朝、晩のことが多い
・空港に行くために電車の始発に近い時間に乗る必要がある
・飛行機のキャンセルや振替えサービスが有料

・予約がインターネットのみ
・チェックインなどの荷物チェックが厳しい
(追加料金を取られることも)

・機内が狭い(4列の深夜バス並み)
・座席指定が有料

・預け荷物が有料(ex.スーツケースを預けるとお金がかかる)
・機内サービスも有料(ex.飲み物や機内食など)

・マイルサービスがない

日本と台北 (台湾) 間を飛んでいるLCC(ローコストキャリア)

日本と台湾間を飛んでいるLCC(ローコストキャリア)

・スクート

・タイガーエア

・ピーチアビエーション

・ジェットスタージャパン

台湾行きのFSC(フルサービスキャリア)とは

一方でLCC(ローコストキャリア)の登場により、従来の航空会社は、FSC(フルサービスキャリア)と呼ばれるようになりました。

従来の航空会社とは、日本航空(JAL)や全日空(ANA)、中華航空、エバー航空、キャセイパシフィックのことです。

往復の東京と台北間のFSC(フルサービスキャリア)の値段は、約4万〜6万円くらい。

LCC(ローコストキャリア)に比べて、FSC(フルサービスキャリア)は2倍から3倍近い値段がかかります。

ただ、一見高く見えますが、FSC(フルサービスキャリア)は20キロまでの荷物が無料だったりするのです。

時期と目的によってはLCC(ローコストキャリア)と航空券の値段があまり変わりません。

(夏休みや冬休みに航空券を取ったり、スーツケースを持っていって預けるなど)

またFSC(フルサービスキャリア)はサービスがいいのです。お金に余裕があったり、高齢の人と台湾に行く時は、FSC(フルサービスキャリア)を選んだほうがいいです。

FSC(フルサービスキャリア)とは、従来型の旅客サービスを提供している航空会社。

複数の座席クラス(ファースト・ビジネス・エコノミーなど)を提供したり、機内食や飲み物、荷物(20キロまで)などがすでに運賃に含まれている。

FSC(フルサービスキャリア)のメリット

・お昼や夕方に出発するなど、乗りやすい時間に運行してる
・遅延やキャンセルなどの振り替えサービスが無料、柔軟

・予約の変更が電話でもできる(慣れていない人でも安心)
・チェックイン時の荷物が20キロ前後まで無料

・座席指定が無料
・機内の座席が広い
・映画や音楽サービスを提供している
・機内サービスが無料(ex.飲み物や機内食、ブランケットなど)

・ビジネスクラスがある
・マイルサービスがある

FSC(フルサービスキャリア)のデメリット

・航空券の金額が高い

(LCCの2〜3倍の値段がかかる)

・自分にとって不必要なサービスまでお金を支払う必要がある

・日本から台湾へのフライトは3〜4時間前後なので、長期フライトに比べて、サービスの恩恵を受けにくい

(機内食などはいらなかったりする)

台北 (台湾) 間を飛んでいるFSC(フルサービスキャリア)

日本と台湾間を飛んでいるFSC(フルサービスキャリア)

・日本航空(JAL)

・全日空(ANA)

・中華航空

・エバー航空(EVA)

・キャセイパシフィック

日本と台湾間の航空券の値段の相場

チケットの値段

LCC(東京と台北間) 往復2万〜3万円

LCC(セールス時) 往復1万〜1.5万円

FSC (東京と台北間) 往復4万〜6万円

予算の目安はだいたいLCC(東京と台北間) 往復2.5万円

日本から台湾への航空券は、ハイシーズンの上下やLCC(ローコストキャリア)とFSC(フルサービスキャリア)の差など、値段にばらつきがあります。

しかし、LCC(ローコストキャリア)に絞ると、往復の東京と台北間のLCC(ローコストキャリア)の値段は、約2万〜3万円くらいです。

目安としてだいたい平均して2.5万円をみておけば、日本と台湾を往復できる航空券を買えます。

ただそれだけではなく、LCC(ローコストキャリア)にはセールという航空券の販売の方法もあります。

セール期間に買うと、往復の航空券を1万〜1.5万円で買うことが可能です。

東京から大阪行きの新幹線の切符は、片道で約1万4,000円ほど。その値段を出せば、東京から台北を往復できるほど安くなりました。

一方で、LCC(ローコストキャリア)が登場する以前から運行していた航空会社は、現在だとFSC(フルサービスキャリア)という名前で呼ばれています。

FSC(フルサービスキャリア)は機内食や飲み物、ブランケット、預け荷物の無料サービス(23キロまで)などのサービスが、全て無料で提供されるのが特長です。

こちらだと平均で往復4万〜6万円を出すと、台湾行きの航空券が取れます。

台湾行きの航空券が値段の高い時期と安い時期

航空券とホテルは水物。求める人が多くなればなるほど、値段が釣り上がっていく仕組みです。

ではいったいどれくらいの時期が高くなったり、安くなったりするのでしょうか?

過去10年間で30回以上、日本と台湾を往復する飛行機に乗った経験を踏まえて、値段の高い時期と安い時期を分析してみました。

台湾行きの航空券の高い時期

台湾行きの航空券が高い時期

・日本の大型連休シーズン

(5月のゴールデンウィーク、8月のお盆、年末年始など)

・学校の大型休暇シーズン

(3月、7月下旬から8月、12月から1月)

・台湾の旧正月

(毎年変わるが、だいたい1月か、2月ごろ)

・台湾の大型連休

(4月頭の清明節、9月3週目の週末)

・繁忙期(ハイシーズン)はLCC(ローコストキャリア)でも片道の航空券が3万円前後

・繁忙期(ハイシーズン)はFSC(フルサービスキャリア)だと片道の航空券が5万円前後

航空券の値段が高い時期は、当然と言えば当然なんですが、日本の学校や会社が休みの時期です。

5月のゴールデンウィークや8月のお盆、年末年始の航空券は高くなります。

また学校が休みの夏休みや冬休み、春休みも値段が高くなりがちです。

(大学生だけが夏休みの9月の値段はそこまで上がりません)

この時期に台湾を旅行する場合は半年くらい前から航空券を予約しておいたほうがいいでしょう。

LCC(ローコストキャリア)の航空券の値段は、席が埋まれば埋まるほど、値段が釣り上がっていく仕組みです。

場合によっては、「繁忙期はFSC(フルサービスキャリア)のほうがLCC(ローコストキャリア)よりも値段が安い」なんてことがあります。

ぼくは一度、8月の繁忙期に台湾へ行こうとしたら座席が高騰しすぎて、片道5万円の日本航空(JAL)のチケットを買った苦い記憶がありました。

繁忙期(ハイシーズン)のチケットは早めに買うことをオススメします。

一方で、航空券の値段が釣り上がるのは、台湾人観光客が台湾から日本に行くからという事情も見逃せません。

台湾にも繁忙期(ハイシーズン)と呼ばれる時期がありまして、代表的なのは中華圏の旧正月です。

旧正月は農歴なので毎年変わるのですが、だいたい1月か2月に旧正月があります。

この時期は民族大移動とも言えるくらい家族や親族で海外旅行をするので、航空券の値段が跳ね上がるのです。

もし1月か2月に台湾旅行を計画しているなら、旧正月を避けることをオススメします。

また台湾側にもゴールデンウィークに当たる大型連休があり、4月頭の清明節や9月3週目の中秋節は海外旅行に行く台湾人が増えます。

この時期も航空券の値段が跳ね上がるので、安く台湾に行きたいなら要注意です。

台湾行きの航空券の安い時期

台湾行きの航空券が安い時期

・4月、5月中旬から6月、9月、10月、11月

(ただし、台湾側の大型連休に当たる4月頭と9月の3週目を除く)

・閑散期(ローシーズン)はLCC(ローコストキャリア)だと片道の航空券が1万円以下

・閑散期(ローシーズン)はFSC(フルサービスキャリア)だと片道の航空券が2〜3万円前後

一方で、それ以外の時期は台湾行きの航空券も安く、運が良ければ片道1万円以下のチケットが見つかったりします。

特にLCC(ローコストキャリア)がセールをしていれば、片道5,000円から7,000円のチケットも見つけることも可能です。

閑散期(ローシーズン)と言いますが、台湾の天気や気候が悪いわけではありません。

特にオススメなのは、台北の4月や11月です。

この時期の台北は、12月下旬から3月上旬のどんよりした天気が終わり、逆に5月下旬から9月にかけての暑い時期の狭間に当たります。

この一瞬の台北の春と秋は天気も良く、長袖1枚くらいで過ごせる気温なので、台北旅行するにはもってこいの時期です。

特に日本は肌寒いシーズンがまだ続いています。日本の寒さを避けるという意味でも大プッシュしたいです。

台湾へ行く時のオススメの航空券予約サイト

ここまで台湾行きの航空会社の種類や違い、値段の相場などを紹介してきました。

では航空券はどこで予約すればいいのでしょうか?

オススメのサイトを最後に紹介します。

1位 スカイスキャナー / LCC(ローコストキャリア)向け

航空券を予約するときに、一番のオススメと言えるのがスカイスキャナー(Skysccaner)です。

特にLCC(ローコストキャリア)で安い航空券を探したい時は、ここを見ると安い航空券をずらっと表示されます。

グラフで航空券の高い時期や安い時期もわかるので、直感的にわかりやすいです。

LCC(ローコストキャリア)の航空会社のサイトから比較予約サイトまで表示されるので、一番安い航空券を探すことが可能。

アプリもあるので、スマートフォンに入れておくと便利です。

「実は最安ではなかった」、「時々、怪しいサイトが混じってる」など意見もありますが、スカイスキャナーを使わないレベルの欠点ではありません。

台湾の航空券を探すなら、まずここで探すのがオススメです。

2位 グーグルフライト / LCC(ローコストキャリア)向け

スカイスキャナーとほぼ似た機能を持つのが、グーグルフライト(Google Flight)です。

グーグルが運営しているので、機能もシンプルでわかりやすいといえます。

またスカイスキャナーよりも優れている点は、毎回最新の最安価格をとって表示してくれる点です。

(スカイスキャナーは一度取得した情報をキャッシュで表示するので、必ずしも最安とは限りません)

ただ、スカイスキャナーと比べると最初にグラフが表示されないなど、わかりにくい点もあるので、2番目の選択肢としてオススメです。

3位 エクスペディア / FSC(フルサービスキャリア)とホテル向け

スカイスキャナーとグーグルフライトは、主にLCC(ローコストキャリア)を予約するときにオススメのサイトとアプリです。

【※】FSC(フルサービスキャリア)を予約する時にも使えます

ただ、FSC(フルサービスキャリア)はチケットの値段自体が高いので、一緒にホテル予約をしてしまうと安くなるんです。

具体的にいうと、エクスペディアは航空券とホテルを同時予約すると、ホテル代が最大全額オフになったり、ホテルの値段がハイシーズンでも通常価格などのメリットがあります。

スマートフォン用のアプリもあるので、こちらも入れておくと便利です。

最後に

というわけで、台湾行きの航空会社と航空券の説明は以上です。

LCC(ローコストキャリア)とFSC(フルサービスキャリア) があり、値段も時期によって上下しますが、上手に使うと国内旅行するよりも安い値段で台湾に行けます。

ただ、全てを安く済ませるのではありません。

浮いた航空券代でいつも泊まれない5つ星ホテルに泊まってみたり、台湾の高級レストランを予約するなど、選択肢を広げることが可能です。

楽しい台湾旅行を計画してみてください。